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血尿とは

●血尿とは

血尿は、心配のいらない場合もありますが、腫瘍や結石などのさまざまな病気が原因でも起こります。健康診断などで「血尿がある」と言われたら、きちんと精密検査を受けるようにしましよう。

●血尿は腎臓や尿の通り道の異常を知らせるサイン

「血尿」というと、赤い色の尿を思い浮かべるかもしれませんが、一目でわかる真っ赤な血尿だけを指すわけではありません。
血尿のなかには、尿中に混入してしる血液の量がわずかてあるために、赤く見えないものもあります。このように、肉眼ではわからず、顕微鏡や試験紙て確認される血尿を「顕微鏡的血尿」といいます。これに対し、肉眼でわかるものを「肉眼的血尿」といいます。
排尿の仕組み
それではまず、尿について説明しましょう。
尿は腎臓でつくられます。腎臓の糸球体という部位で血液がろ過されて、血液中に含まれていた老廃物や余分な水分が尿になります。尿はいったん腎臓の腎孟という場所に溜められ、そこから尿管を通ってに流れていきます。そして、膀胱に一定量以上の尿が溜まると、尿道を通って体の外に排出されます。
この尿の流れる道筋を「尿路」といい、そのどこかに異常があると、血尿が起こるのです。
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