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血尿の検査

●血尿の検査

●尿検査などで初めに出血部位を確かめる

血尿が出たときには、すぐに内科または泌尿器科で精密検査を受け、血尿の原因を調べる必要があります。
両科とも、血尿やそのほかの症状によって疑われるさまざまな疾患を考えあわせて、精密検査を行います。その結果によっては、患者さんは内科から泌尿器科へ、あるいは泌尿器科から内科へ移って、より詳しい検査や治療を受けることになります。
泌尿器科では、まず、次の検査を行います。
 
◆2杯分尿法
1回の排尿を、排尿初めの尿と排尿終わりの尿の2回に分けて、採取する方法です。
この2種類の尿の出血の有無、出血量の違いなどを調べると、出血している部位をだいたい推測することができます。
  
◆早朝尿
「早朝尿」は朝起きてすぐの尿のことです。この尿に血液が混入していれば、激しい運動をしていないのに血尿があることになります。
以上のような検査で、血尿の内容がわかり、出血が起きている部位(病変部の位置)が推測できたら、疑われる症患によって、さらに詳しい検査を行い、確定診断をつけます。
精密検査には、直接膀胱の内部を見る内視鏡(膀胱鏡)検査、腹部単純エックス線撮影検査、造影剤を用いて撮影する排泄性腎孟造影検査、超音波(エコー)、CT(コンピューター断層撮影)検査、MRI(磁気共鳴画像)検査などがあります。
これらの検査では、病変部の様子を詳しく知ることができ、小さな腫瘍なども発見することができます。
また、膀胱がんなどが疑われる場合には、尿の細胞診検査を行います。これは、尿を採取して、尿中にがん細胞が含まれていないかどうかを調べる検査です。
なお、女牲が尿検査を受ける場合は、月経中は避けるようにしてください。
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