尿酸代謝
●尿酸(UA):基準値 男性 3.6~7.0mg/dl、女性 2.7~7.0mg/dl
血液中の尿酸の量を示したものです。尿酸は、細胞の核の成分などが代謝されるときにできる老廃物で、何らかの原因で、血液中の尿酸の量が過剰になると、血液に溶けきれない分が結晶化します。この結晶が関節にたまると「痛風発作」を起こします。また、腎臓にたまると、「腎臓結石や腎不全などの腎臓障害」が起こってきます。
基準値より高い場合、「高尿酸血症」と診断されます。9mg/dlを超えている場合は、約90%の確率で数年以内に「痛風」を発病します。高尿酸血症は、「過食や肥満、アルコールのとり過ぎ」など、生活習憤が大きくかかわっています。また、「白血病などの血液の病気、腎臓病、ある種の降圧利尿薬の服用」で尿酸値が高くなることもあります。