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熱中症の予防について

 地球温暖化の影響でしょうか、毎日猛暑が続いております。
 仙台でも軒並み気温が35度を超える天気が続きました。
 こういった天気が続きますと熱中症をおこす方が出てきます。
 今回は、この熱中症の予防と対処についてお話したいと思います。
 まず熱中症のおこりやすいシュチエーションは、夏の風がなく、直射日光の下での長時間の労働やスポーツ。また、高温作業所(ボイラー室・ガラス工場・溶鉱炉・トンネル)などです。
 気温がそんなに高くないからといって、必ずしも安心できません。20度位でも熱中症をおこす場合があります。湿度が80%を越すと汗が蒸発しにくくなるため体温が上昇し、熱中症にかかる場合があるのです。
 熱中症の症状としては、めまい・頭痛・吐き気等があげられます。体温が40度を超えますと意識がもうろうとしてます。
 また、汗で塩分を失うためけいれんを起こすことがあり、とても危険な状態です。
 
 熱中症は、処置が遅くなると死にいたる場合がありますので早く処置をして下さい。
 熱中症にかかった場合の対処としてはまず体温を下げるよう手当てします。
 まず日陰か室内に寝かせ可能な限り衣服を取り去ります。冷水をかけたり扇風機やうちわで風を送り、意識があれば冷たい飲み物を少しずつ与えます。飲み物には食塩を加えるとなおよいです。
 呼吸の状態が悪化すれば人工呼吸を行います。また意識障害のある場合は、早めに医師の診察を受け、点滴注射などで水分の補給が必要になります。
 
 熱中症の予防法は帽子やタオルで太い血管の通っている首筋や脇の下などに直接直射日光が当たらないようにします。
 長時間の炎天下の労働・スポーツをする場合は、定期的(20分位毎)に麦茶などの水分補給を徹底して下さい。また朝・夕に梅干しを食べるのも効果があります。
 
 それでは皆さん暑さ対策をしっかりして、今年の猛暑を乗り切って下さい。
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